求人票は「書いてある/ない」で落ちている|工業高校の元教員がつくった求人票診断の中身

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求人票を様式どおりに埋めているのに応募が来ない。原因は、書き方だけでなく、生徒・保護者・先生が判断に使う情報が書かれていないことかもしれません。

工業高校で12年間、進路指導の現場から求人票を見てきた経験をもとに、TENEXUSでは求人票と採用サイトを照合し、改善点を整理するAI診断を開発しています。ここでは診断で確認する主な観点を紹介します。

診断で確認する11の観点

生徒・保護者が安心して判断するための情報

  • 初任給が具体的な金額で示されているか
  • 年間休日、残業、休日出勤の実態が分かるか
  • 福利厚生や退職金制度が具体名とともに記載されているか
  • 定着率、離職率、平均勤続年数を確認できるか
  • 安全面、通勤、現場移動について説明があるか

入社後の成長が想像できる情報

  • 教育体制、研修期間、OJT、相談できる人が分かるか
  • 資格取得支援や資格手当が示されているか
  • キャリアパス、昇給、賞与の説明があるか

仕事と応募の具体性

  • 仕事内容や配属先が具体的に説明されているか
  • 応募前見学など、学校向けの案内があるか
  • 誇大な表現や根拠の弱い訴求になっていないか

数字や制度は、事実と根拠を添える

初任給20万円、年間休日120日といった数字は、記事で紹介している現時点の目安の例です。個々の企業に当てはまる基準として断定せず、求人票に実際に書かれた内容を確認します。制度の記載が見つからない場合も、「ない」と決めつけず、確認できない項目として扱い、明記を提案します。

たとえば、退職金制度に加入していても求人票に書かれていなければ、生徒や保護者に伝わりません。制度名や教育体制など、すでにある強みを具体的に示すことが、誤解のない採用広報につながります。

自社でできる6つの確認

  1. 初任給と年間休日を具体的な数字で書いているか
  2. 退職金や福利厚生の制度名を記載しているか
  3. 未経験者を誰が、どのくらい教えるか分かるか
  4. 仕事内容が、学校で触れる機械や設備と結びつく言葉で書かれているか
  5. 過去の採用・離職状況など、様式上の項目が空欄になっていないか
  6. 求人票に載せたURLが正しく開くか

診断では、採用サイトのURLと求人票の本文を照らし合わせ、改善提案を報告書形式にまとめます。現在、内容の完成度を高めるため準備を進めています。採用成果や応募数を保証するものではなく、最終的な記載内容は各企業で事実確認を行ってください。

詳しくはnoteの記事「求人票は『書いてある/ない』で落ちている」をご覧ください。

※この記事はTENEXUSの実務経験と公開情報をもとに独自に整理したものです。学校・進路指導部等の公式見解ではありません。求人情報の記載や制度の扱いは、年度や管轄によって異なる場合があるため、関係機関の最新情報をご確認ください。

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